【なにわ営業道】リアル関西人の恐怖
社会人になって自分が所属した、アメフトのリクルートシーガルズ。バブル期だったので、同期入社は多く、なぜか関西人比率が高かった。そんな中、チームの打ち上げや余興で、必ず場を盛り上げる、D志社大出身のKという男がいた。「宴会はKに仕切らせておけば間違いない!」というぐらいチーム内でも、一目置かれ、高い評価を得ていた男である。
そんなある日、とあるチームメイトの結婚披露宴で事件は起こった。たまたま、そのテーブルには、社外のD志社アメフト軍団が集まっていた。このテーブルだけは、まわりよりも異常に盛り上がっていた。隣の席の男に、「D志社のノリは凄いよなあ。うちのKも、宴会ではいつも仕切ってるんだよ!」と軽く話を振ってみた。 それを聞いたその男は、「えっ、!シーガルズはKが仕切っとんの?あいつうちのチームで一番おもろなかったやん!」そのツッコミとともに、同じテーブルのD志社のアメフト軍団は一斉にKの方を見た。Kはうつむいてバツの悪そうな表情を浮かべていた。 「リアル関西人」の底知れぬレベルの高さに唖然とした瞬間であった。
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