【なにわ営業道】関西転勤💦
今は昔の物語です。20代の後半、生まれも育ちも、コテコテの東京人だった自分に、突然の関西転勤の辞令が下されました。当時のR社の東京オフィスには、イケイケの関西系の方が多く、まだヤングライオンレベルの自分の営業が、関西の切った張ったの不動産の社長相手に通用するのか、正直不安でいっぱいでした。とある、関西出身の先輩からは、「和田野、関西の商談ではスキをみせたらあかん!お客さんがボケたら、すかさずツッコマなあかんで!」と貴重なアドバイスをいただきました。 今でもよく覚えてますが、大阪での最初の引継ぎは、とても張り詰めた気持ちで、前任者と同行しました。「お客さんはいつボケるんだろう。前任者はどうツッコむんだろう。果たして自分はひとりで戦えるのだろうか?」それは、まるで真剣勝負の格闘技の試合のような緊張感でした。結論から言うと、お客さんはまったくボケず、えげつない価格交渉などもなく、商談はあっけなく終わりました。 どうやら関西人だからと言って、みんながみんなボケるわけではなく、特にR社の関西系の方々のノリはかなり、レベルの高い人種だとわかったのは、ずっと後になってからのことでした。
この記事へのコメントはありません。