【なにわ人生道】プロポーズ大作戦
かれこれ23年前。嫁のご実家に結婚の挨拶に行った時のことです。嫁は一人娘。お義父さんは、超がつくほど真面目な国家公務員のお役人さん。自分も相当緊張して、この日の決戦にのぞんだのでした。 リビングのソファーに通され、儀式はスタート。自己紹介や仕事の内容など、当たり障りのない会話を、一通り終えたところで、「学くんは、プロレスが好きだそうだが、プロレスといえば下仁田かな？」 お義父さんは突然切り込んできました。予想外の展開に、自分も何と返していいのやら、頭の中が一瞬真っ白に。数秒間の沈黙の後、慌てた表情の嫁が、「それを言うなら大仁田でしょ！」とすかさずフォロー。お義父さんは事前情報で、嫁から自分が「プロレスおたく」であることを聞き出し、会話のネタを用意してくれていたのです。 そんなお義父さんの熱い想いに応えるべく、「嫁を幸せにしなければ」と、固く心に誓ったのでした。ということで、今日も皿洗い頑張ります！
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