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【なにわ教育道】おそるべし、女・暴れん坊将軍

電車を乗り継いでの娘の通学。親が正門まで送り届ける「おつとめ期間」が終了。いよいよ子供たちだけでの通学となる。れいれいは、Mちゃん、Kちゃんたちと、毎日一緒に通うことになった。1人だと不安だが、3人いればお互いに監視しあえるという意味で安心だった。
当時の自分の勤務地は新宿で、学校は大江戸線での通勤途中でもあった。かなり早いが、7時にれいれいと一緒に家をでれば、「同伴出勤」も可能となった。”女”というものは不思議なもので、1人だと虫も殺せなそうな小さな女の子たちが、3人集まると豹変する。大きなランドセルで、ふらつきながら電車内を移動。大声でぺちゃくちゃ喋り、あっち向いてほいをしたり、エンタの神様のネタをやり合ったり。まるで大阪のおばちゃん状態である。「やっぱりみんな母親に似るのかなあ~」と思いながら、 私が保護者だと思われたくないので、「見て見ぬふりをしたい。」そんな心境であった。とくにKちゃんがやんちゃで、電車を待つホームで、私にカンチョーしたり、腰や腕にぶらさがったり、傘で付いたり、車内で読んでいた新聞をはたいたり。多彩な攻撃を仕掛けてくる。まさに、セーラー服を着た”女・暴れん坊将軍”だった。そして子供たちが降りた後、車内の乗客の視線が、自分に降り注ぐのを感じながら、わたしは、ひとり会社に向かった。
数か月後の運動会。学校で仲良しのお友達ファミリーとお弁当を囲んだ。Kちゃんママ(きれいなおねえさんのおねえさん)は、私を見つけるなり駆け寄ってきた。「いつもご迷惑おかけして申し訳ありません。」女優さんのようなせつな顔で謝罪された。おそらく、嫁から電車内の様子が、伝わっていたのだと思う。「そんなの全然大丈夫ですよ💓」きれいなおねえさんのおねえさんに、とびきっりの笑顔で答えたのは言うまでもない。※後日談だが、そんなKちゃんは、名門T塚音楽学校に合格し、明日のスターをめざしている♪謎

167Akiyo Hasegawa Imai、寺町 元安、他165人コメント21件いいね!コメントシェア

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