【なにわ教育道】子育てに意志があるか
何の気なしに参加した「お父さんのための子育て講座」。自分の価値観にはない、気付きがたくさんあった。大事なのは「子育てに意志(ビジョン)を持つ」ということだった。多くの日本の父親は、「仕事」を言い訳に、「子育て」を嫁に丸投げしてきた。だが「子供の成長」「家庭のあり方」について、父親が「強い意志」を持たないと、あとからでは取り返しがつかなくなる。任せたつもりの奥さんも、「子育て」のストレスで、子供を放置することも考えられる。テレビやゲーム、漫画漬けにすると、考えるチカラが失われる。家庭で会話が少なくなると、コミュニケーション能力は著しく低下。ファーストフード、ジャンクフード漬けは、体力、精神力も不安定になる。軟弱な人材が世の中に輩出され、国や企業の成長の足をさらに引っ張る。それは本人にとっても不幸だし、引き籠りになったり、グローバルな世界で戦えなくなってしまう
「男は戦国武将のように外で戦い、城を守るのは妻」と考えがちだが、そこに明確なVISIONや方向性がないと、「考えるチカラ、生きるチカラ」が育たない。お金だけ出して、教育を学校任せにしても、本当の意味で子供は成長しない。「子育ては部下の育成」と同じで、指示を出すだけではダメなのである。そしてこの講座では、実はもっと大きな気づきがあった。
「子供って、ずっと一緒にいるような気がするけれど、家族中心に過ごせる時間って短いのよ!」
幼児教育の先生の言葉は、私の胸に深く刺さった。
「そのうち旅行もついてきてくれなくなるわよ」
娘が中学生になるまで、ものの数年。それまでに父親の考え方、価値観、家庭のビジョンなどを示さないと、「オヤジ化」してからでは手遅れとなる。
「会社で、営業数字だけを追いかけている場合じゃないかも💦」私は焦燥感に駆られた。
(つづく)
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