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【なにわ営業道】女性のチカラ

自ら機会を創りだし、機会によって自らを変えよ
某情報産業大手R社の社訓である。この会社では、自ら考え、主体的に動くことを常に求められた。そして、目の前には、しゃにむに頑張っている女性メンバーたちがいた。男女雇用均等法が施行されたのが1986年。R社では、それと前後して、早くから「女性の力」を最大限に活用していた。前社長も女性だったし、どの部署にも、女子高かと錯覚するほど、女性が多かった。制作・編集スタッフのみならず、営業の最前線でも、「女性」が当たり前のように活躍していた。
この会社では、社内で女性を敵に回すと生きてはいけなかった。予期せぬ地雷を踏んだことも多数あった。「R社で働く」ということは、「男」も「女」もなく、「一個人」として結果が求められる。それは全員が「完全実力主義」の中で闘うことを意味する。営業で成果を上げ続けるためには、業界マーケットに精通し、常に顧客満足を考え、社内を動かし、キャッシュ化するという、日々の行動が求められる。そのためには、「時間の投資」「魂の投資」が必要であった。
そんな中で男と対等に仕事をし、結果を出している「女性」は、ビジネスパーソンとしてリスペクトできた。社内結婚では、嫁の方が稼いでいるケースも珍しくなかった。一緒になれば、たくさん稼ぐし、頼りがいもある。雑誌やテレビにも取材され、有名人になるかもしれない。(実際、そういう女性もたくさんいた。)
だが、「“趣味は仕事、特技は営業です”的で、接待や会議で毎晩帰りが遅い女性」と「疲れて帰宅しても、家でご飯を作って待ってくれている女性」。日本男児はどちらが幸せなのだろう?そして、女性自身も、自ら狩りに出るのと、家を守るのとでは、どちらが幸せなのだろう?さらに言うと、うちのふたりの娘は、将来どう生きると幸せになれるのだろうか?大阪では、そんなことを考えながら日々、過ごしていた。                
                  (つづく)

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