1. HOME
  2. ブログ
  3. 【なにわ営業道】動き出した春

【なにわ営業道】動き出した春

『現地に宝は埋まっている。』先代の二子山親方の「土俵に宝。」のパクリである。赴任当初。私がこの言葉を掲げたとき、メンバーは、ぽかんとしていた。お客さんのところに突撃し、粘るのが営業だと考えている者もいた。本来一番大切であるべき「効果創出」の考え方がなかった。そこで「人を動かす広告作り」を、自らがまずやってみせ、結果を出し、メンバーに伝えようと試みた。「一戸建て」の場合、「家族」の視点が必要になる。そこで、家族視点を意識した様々な表現方法を試みた。
●物件の近所で遊んでいた子供たちに声をかけ、誌面に絡ませる。
 =子育て環境をイメージ
●実際の購入者の奥様に、「突撃インタビュー」。
 =購入者目線で語っていただく
●先方担当者の奥様と小さな子供をモデル役に投入。
 =クライアントと一緒に誌面を作ることで一体感
●クライアントの受付の花形女性社員をモデル役に。
 =おしゃれなキッチンにたたずむきれいな女性。
ちなみにその誌面で、今までの集客苦戦が嘘のように、1週間で30件の記録的来場につながった。(それまでは、せいぜい1~2件)やはり、誌面に「魂」が注入された効果は大きかった。『「現場の躍動感」「生活シーン」などをリアルに表現すれば人は動く』ということが実証できた。 口で言うのは簡単だが、人を動かし、ここまでやるにはかなりの「労力」と「時間」が必要だった。私自身が単身赴任で、家族に気兼ねすることなく、時間をふんだんに投入できたのが大きかった。だが、 同等のパフォーマンスを創出するためには、私と同じだけの「行動量」が必要となる。メンバー達の背景を考えると強制は難しかった。契約社員比率と女性比率が高かったからである。社員と給料の異なる契約社員に休日労働を強制し、免許のない女性営業マンに、郊外の駅から遠い現地に頻繁に足を運ばせるのはしのびなかった。
しかし、私が実際に効果を出して見せたことで、状況は好転した。若いメンバー達が、私のやり方を積極的に真似てみるようになった。みんな、効果を出すことでクライアントを喜ばせ、自分達の力で仕事の充実感を味わいたかったのだ。メンバーたちは、現地に自発的に足を運び、クライアントを喜ばすために、動き出した。    

  

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事