【なにわ営業道】壁を乗り越える
入社して12年。千葉、埼玉、横浜、湘南、東京で、不動産広告の営業で闘ってきた。若いうちは、会社からの指令で、広告を集めることに 必死だった。だが、多額の広告費をいただきながら、 効果がでない時は辛かった。
「住宅情報、 電話チリンとも鳴らなかったよ💦」
お客さんからの一言で、ハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けた。
「セルシオ1台分くらい無駄にしたよ。」
と言われ、 愕然としたこともあった。そんな経験をしながらも、 学んだことがあった。 プロレスに例えるなら、「目の前の自分の勝利(売上) よりも、お客さんの満足度(効果)が大事なのだ。」クライアントが販売したい物件の魅力を、いかに 引き出し、それを読者に伝えられるか!それにより、効果は明らかに増えるのを実感した。 そうなると、掲載いただいたクライアントからは 感謝され、また頼っていただける。結果として 売上は後からついてくるのだ。私は、東京で培った 「勝利の方程式」を、関西でも実践すべく活動をはじめた。まず私自身が、「売上」よりも「広告の作りこみ」にこだわる姿勢を、メンバーに示すことにした。最初に取り組んだのは、現場での情報収集だ。 営業的な話よりも、顧客の商品である「現地」に足を運ぶことに、時間を投資した。
①現地では、物件と周辺環境を徹底的にチェック。
②周辺の他の物件とも比較し良い所を見つける。
③誌面映えする写真の撮り方もレクチャー。
写真を実際の誌面に落とし込み、「物件の魅力を、 読者にいかに伝えるか」という視点で、先方担当者 と「作戦会議」を繰り返した。 赴任した最初のクオーター(4-6月)は、あっという間に過ぎ去った。現地での情報収集+顧客との関係作りに注力しすぎたせいか、目標数字は、余裕 で達成しなかった。だが、そんな私の本気の姿勢に、 関西のクライアント様は心を開いてくれ、頼られるようになった。懸念していた「関西人との言葉の壁」 は全くなくなてっいた。
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