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【なにわ人生道】部活で得たもの③人生の闘い方

アメフトをやっていてわかったことがある。アメリカ人の合理的な考え方だ。彼らは「勝つためにはどうしたらよいか?」を常に考え、行動している。アメフトでは「相手よりも1点でも多くとれば勝ちである。」。そのために、選手を集め、筋トレをし、相手チームの情報を収集分析し、作戦プランを考え、それを繰り返し練習で実行し、ビデオを見て、振り返る。そして試合は、時間との戦いだ。残り時間を見ながらの、プレーの選択が重要になる。最終決定権者はヘッドコーチだ。シーズンを通じて、それを一番ちゃんと出来たところが、日本一になり、アメリカではスーパーボウルの覇者となる。よくあるのが、チームが勝てないと、選手同士やコーチの責任の押し付け合いになり、チームの雰囲気はグダグダになる。正しい情報収集、戦略、チーム内の信頼関係が大事なのだ。勝てないということは、なにかが足りないのだ。自分の高校、大学時代は「あと1歩」というところで、いつも涙を飲んだ。だが、社会人のチームでは、アメリカ人コーチのもと、一部リーグの最下位から、紆余曲折ありながら、最終的には日本一になった。「勝つために」がうまく機能すると、結果がついてくることを知った。
これは仕事でも同じだった。営業では「今期中にあといくら売るのか?そのために、どんな提案をするのか?」それを毎日考え、繰り返した。提案がうまくいかないということは、情報収集か作戦が間違っているのだ。同じことが、日米の戦争の仕方にも表れている気がした。日本軍は、一生懸命頑張れば、いつか神風が吹いて、戦争に勝てると信じていた。だが、アメリカ人は「勝つために、日本の補給路を断ち、原爆を落とし、本土空爆のプランを作り実行した。3つ目の原爆も用意していた。戦う時は、相手のことをよく知ることと、事前準備が大事だと思った。

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