【なにわ教育道】事件は現場で起きている
夏休みの家族旅行。お受験を通じての幼児教育では「家族で一緒に思い出を作ること」の大事さを教わった。まさに”モノより思い出”である。リクルート時代の後半。自分は単身赴任が続き、ほぼ東京にいなかった。大阪、広島、福岡、九州全域。西日本中心に転々としていた。このエリアには、「歴史的スポット」が多かった。”歴オタ”の自分は、実際の事件が起きた現場に足を運び、その場所のロケーションと空気を感じ、当時の人たちの気持ちを想像し、過去から現在に至るストーリーを妄想するが好きだった。夏休みは必然的に、自分の営業エリアを中心に家族旅行を企画した。仕事で溜まったマイルとじゃらんポイント、リクルートカード(還元率2%)を組み合わせると、信じられない費用で家族旅行を実現できた。特に見せておきたかったのは、原爆記念館(広島、長崎)、知覧の特攻隊平和会館、富屋食堂、首里城、ひめゆりの塔(沖縄)。戦争関連の場所に連れて行った。ミッション系で育った娘たちに、家では、宗教や政治的な話は、一切しないが、その場所で、何かを感じてくれればよかった。何年か後、娘たちが結婚し家庭を持った時、家族旅行で行ったことを思い出し、それをまた子供たちに伝えてくれるだけで十分である。
この記事へのコメントはありません。