【なにわ教育道】私立のお受験のメリット
れいれいの、小学校当時のお友達は、大学生になった今でも仲良しである。自分自身を振り返ってみても、「お受験」で得られる最大のメリットは、”お友達”かもしれない。自分が高校からアメフトを始めたのも、中学時代の親友が、先にアメフト部に入ったからだ。中学時代、自分はクラスの友人宅を、片っ端から訪問するのを趣味にしていた。学校帰りに、一緒に訪問することもあれば、NOアポで突撃することもあった。友人宅では、おやつを食べたり、テレビゲームをしたり、まったりとした時間を過ごした。Noアポ訪問では、友人が塾にいっている間、ママと「美女と野獣」のビデオ鑑賞したこともあった。帰宅した友人は、リビングに自分がいるのを見て絶句していた。
そんな私は、クラスメートから、「千軒斬りの和田野(わだや)」と言われ怖れられた。 今思えば、私立中のお友達ママは、”リアル・ナイスなマダム”であった。いつ訪問しても、家の中は綺麗で整然とし、お上品さが漂っていた。Noアポで行ったのに、いつもケーキと紅茶がでてきた。夕食に出されたすき焼きのお肉も、1枚1枚セロハンに包まれていた。私はそんなママ達に、なぜか気に入られた。 「和田野君。しっかりしてるから、娘をお嫁にどう?」 何人ものママたちからプロポーズのお言葉をいただいた。「でも、○△君と兄弟になるのも、何ですよねえ~」私はやんわりとお断りした。よくよく聞くと、お友達の姉妹も、S心、F葉などのミッション系に通っていた。 それから十数年後、嫁との結婚が決まり、お世話になった友人ママたちにご報告に伺った。「残念だわ。」と言いながら、とても喜んでいただいた。自分の披露宴には、友人のみならずお世話になったママたちもご招待させていただいた。そのうちのひとりの披露宴で、私は友人代表でつたないスピーチを務めさせていただいた。金融業界のお歴々が集まる、ホテル・オークラの400人の豪華披露宴だった。偉いひとたちの仰々しいスピーチのあと、自分は友人とそのママとの、内輪ネタや家でのエピソードを披露した。
「和田野君。最高によかったわよ、おもしろくて!」 友人のママは、涙を流さんばかりに喜んでいただいた。「”私立”で得られるメリットは、授業や教育内容よりも、一緒になる友人との関係だ。」と確信している。※写真は、高校1年の時。中学時代の親友たちと。 (つづく)
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