【なにわ教育道】お風呂の中での反省会
某ミッション系の小学校のお受験面接が終わった。「場の雰囲気を盛り上げ、熱意も伝わった?」ということで、私の自己採点は「98点」ぐらいだった。
しかし嫁は、「アレルギーのこと聞かれたけど、願書の健康状況のところに書かなければよかった。」とか、「あなたの切り返しはよくなかったんじゃないかしら」などと、後ろ向き発言を連発していた。そして自宅に帰り、携帯メールで他のママとの情報交換が始まった。幼稚園のお友達ママは、「夫の受け答えはグダグダ。うちはもうダメかも。」と相当落ち込んでいたようだ。その他も、ほぼお父さんが失敗しているケースが多く、「パパこける。ママ嘆く。」というパターンが多かったようだ。それらの話から総合すると、
「うちの面接は、かなりいけてたんじゃないの?」
私はあえて能天気なコメントを投げかけてみた。もちろん嫁を安心させるための、リップサービスだった。だがそれは、嫁には全く刺さらなかった。その晩、お風呂の中で、れいれいと振り返りを行った。
わたし 「今日の面接はどうだった?」
れいれい「テーブルの上のお花が綺麗だったね。」
私はT部長とのやりとりに必死で、テーブルの上の花など1ミリも視界に入っていなかった。ましてその花が綺麗かどうかなど感じている余裕はなかった。
わたし 「ママの面接はどうだった?」
れいれい「ママは緊張して早口になってたね。」
たしかに、ママの早口は私も気になっていた。
わたし 「じゃあパパはどうだった?」
れいれい「パパは答える前ににやにやしてたね。」
改めて回想してみると、すべての質問が「想定の範囲内」だった私は、「よっしゃ!」といちいち笑みを浮かべて、受け答えをしていたのである。それが、にやついていたように見えたのであろう。自分の娘ながら、あまりに鋭い状況分析だった。やはり子供は、親の言動、行動を見ているものである💦
(つづく)
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