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【ハッスル運動会⑬】ちびっこ達の笑顔のために

真っ赤な全身タイツに身を包んだ、ボーケンジャーの 登場。オープニングコントの掴みはバッチリだった。 だが、本当のドラマが始まるのはここからだ。
「ボウケンジャー大変よ。クローバー組の青柳先生が いなくなっちゃたの!」
朝田先生が叫びながら飛び込んできた。予期せぬ緊急事態に、ちびっこたちは動揺を隠せなかった。
「えっ本当ですか💦みんな青柳先生どこか知らない?」 ボウケンジャーの私はとぼけて尋ねた。ちびっこ達は、心配そうに首を横に振った。
「じゃあ、みんなで”青柳先生”と呼んでみようか!」
ボウケンジャーからの提案に園児たちは素直に応じ、 「青柳先生~!!」と大きな声で、何度も叫んでくれた。 そして、パラパラのテーマにのって「小力」が登場。
「わっ、はっ、はっ! 青柳先生はここだ!」
「なりきり小力」の衣装に身をつつみ、黒のへそだしTシャツと短パンに長髪をなびかせたAさんが現れた。 その「勇姿」は、演出を手がけた私自身も、本気で 笑い転げそうなぐらいはまっていた。ちびっこたちは、 口をあんぐり開け、あっけにとられていた。小力の かたわらには、捕えられているはずの青柳先生が、 「きゃあーみんな助けて!」と、なぜか笑いながら 悲鳴をあげていた。ボーケンジャーの私は、暑苦しい マスクごしに、子供たちのリアクションを確かめながら、 小力と掛け合いを始めた。
「おまえはいったい何者だ!」、
「私は長州小力だ!おまえたちが午前中ハッスルしてないから、青柳先生を捕まえたのだ。」
Aさんは、台本どおりの棒読みで「拉致の経緯」を説明した。こどもたちが呆然としている中、場内のご父兄の方々からは、「失笑」に近い笑いが漏れてきた。 500人以上の大観衆の中、Aさんは、慣れない衣装を身にまとい、ぶっつけ本番の演技で、かなり緊張されていた。 だが、その体当たりな姿勢は、観衆の心を十分に捉え ていたと思う。シナリオは予定通りに進捗。 そして、「先生VSお父さんチーム」のスプーンリレーで 最終決着をつけることになっていた。
                 (つづく)

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