【ハッスル運動会⑥】3度目の夏
「早いもので、あれから2年。」
最初のハッスル運動会から、3度目の夏を迎えようと していた。(自分が関西に転勤になったのは2003年。) 2回目の司会の大役も無事に果たし、「ハッスルポーズ」 と「午後のオープニングコント」は、幼稚園の運動会にすっかり定着した。8月になると、幼稚園でのお迎えで、 知り合いの綺麗な奥様たちから、お声がけいただいた。
「もうすぐ運動会ですね。」
「今年もご活躍されるんでしょ!?」
みなさんお上品な笑顔で、微笑んでくれていたように思えた。
「いよいよこの季節がやってきたか!」
「そろそろネタを仕込まなければ!」
身の引き締まる緊張感を感じた。 1回目、2回目の猪木の衣装は、お父さんたちにはウケたものの、「園児にはわからないわよ💦」という嫁からの 苦言があった。そこで、今回は園児目線で以下の3つに 候補をしぼりこんだ。
①女の子に大人気「おしゃれ魔女ラブ&ベリー」
②男の子に大人気「〇〇戦隊・ボウケンジャー」
③一部マニアに大人気「長州小力」
関西から帰宅した週末の午後。私は、自宅のリビングで「どのネタでいくべきか」熟考に熟考を重ねた。 そして③の小力でいくことを決断した。ストーリーは、 小力役のお父さんと幼稚園の先生たちが、パラパラを しながら入場。唖然とするちびっこたちをよそに、午後の オープニングで小力と園長先生に掛け合いを演じてもらう というシナリオである。ポイントは、小力役のお父さんに 協力してもらえるかどうかだった。 最悪「自らが小力を演じる覚悟で臨もう!」と心に決め、 シナリオの準備にもはいった。私の頭の中では、 「2006年の運動会は、3年目の集大成。園児たちの記憶に 残る運動会」を成功させるぞ!心に誓ったのであった。 (つづく)
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