【なにわ営業道】マイホームとふつうの幸せ
「念願の一戸建てを買いました!」
仕事がら、「住宅購入者」に突撃インタビューを行った。実際の住み心地、暮らしやすさ、購入動機などを伺い、それを広告のヒントにするためだ。一戸建ての場合、若い子育てファミリーが対象となった。「一国一城の主になった、」ご主人は、どこか自信に満ち溢れていた。そして、ヤングママたちの
「新しいキッチン気に入ってます」
「ガーデニング楽しんでます!」
というコメントとともに、たくさんの笑顔も目の当たりにした。リビングには、こどもたちのおもちゃが、庭には三輪車も置かれていた。そこには、絵にかいたような幸せがあった。「憧れのマイホーム」という言葉を実感した。
しかし、ふと自分の脳裏には、不安がよぎった。深夜までドロドロになって働いている、女性メンバーたちの将来である。5年後、10年後、こんな風に、新しいキッチンに立ち「普通の幸せ」を手に入れることができるのであろうか。。。
R社の女性は優秀でよく働く。しかし、「合コンでの市場価値が著しく低い」という話を耳にする。責任感からか、つい自ら場を盛り上げたり、仕切りすぎたりで、社外の男性からは引かれてしまう。仕事では、持ち前の営業力(粘りと根性?)で、次々と受注を成し遂げるが、プライベートでは「営業力」で、いい男を受注する女性は少ない。最初は「か弱い女性」を演じていたのに、「おまえ、意外に強いなあ💦」と気付かれ、破局を迎えた話も聞いた。
「ふつうの幸せ」のハードルの高さを感じた。
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