【なにわ営業道】むだ話ファースト
入社当時「死ぬまで働いたやつが一番偉い!」という社風だったR社。ある時から「業務の効率化」「生産性アップ」「長時間労働✖」という流れになってきた。今までは、お客さんのところにたくさん通い、部下や上司、社内の関係各所の人たちを巻き込んで、仕事を進めるのが「出来る営業マン」だった。それが、「時間はかけるな。効率よく仕事を進めて、成果(業績)を上げろ」「マネージャーは、無駄のないように部下の働き方を管理しろ」と。当然のことながら、意識や働き方を変えるのには時間がかかった。会社は、労働時間(精神論)ではなく、「成果(数字)ファースト」になった。
だが自分が大事にしている人間関係や、アイディアは、色々な人との「無駄話」から始まる。メッセンジャーやLINEでも、出来るには出来るのだが、どうでもいい話題から入り、相手の表情、目の動き、リアクションなどを確かめながら、会話するのが自分のスタイルだ。「むだ話」の中には、人生の大事なヒントが含まれている。早くまた、思う存分、色々な人と、リアルに無駄話が出来る世の中が戻ってくることを切に願う。
※写真と本文は関係ありません。
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