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【なにわ人生道】プレゼンテーション

アメリカ人を見ていて思うことがあります。彼らは「プレゼンテーション」が上手なのです。以前、カリフォルニア州知事時代のシュワちゃんが来日した時です。筑紫哲也キャスターが用意した質問に、シュワちゃんは、やたら丁寧に答えていて、テレビ番組のインタビューなのに、演説のようでした。しかも質問とは全く関係のない、「私の妻は育ちも良く、知的で本当に素晴らしい。」「政治家の仕事は多忙だが、時間が許す限り、息子と野球を見に行ったり、ゲームをしている。」「私は妻や家族を誇りに思っている。」「今でもトレーニングは続けている。」「そして困難な問題にチャレンジするのも好きだ!」などと、超前向き発言を連発し、しっかり好感度を演出していました。来日の目的は、日本からの観光や投資を促しているのは、ミエミエなのですが(要は営業)。強烈な好印象を残したという意味で、「プレゼン」としては成功です。(日本の政治家で、奥さんや子供の自慢をしている人は、見たことがありません。)
世界最大のプロレス団体WWEの、ビンスマクマホンオーナー。この団体では、マイクパフォーマンスで、観客の心を掴めないレスラーは使ってもらえません。喋りがいけてないレスラーは、すぐにクビにされてしまいます。その中で、長年トップの地位を築いた、「ザ・ロック」は、ハリウッド映画スターになりました。 そして、ドナルドトランプ。賛否両論ありますが、ツイッターによるつぶやきと、メディアにぶちあげるパフォーマンスは、まさにプロレス的です。(ビンスとトランプは仲良しなのです。)日本人のグローバル化の必要性も叫ばれていますが、英語力だけでなく、彼らに対抗できる、「プレゼン力」を磨いていかないと、世界では戦えません。

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